天気と健康と
  ツボのお話
(東洋医学で出来る事)
気象業務に6年従事した整骨院院長。

気象病のお話

自律神経の乱れ
近年、【気象病】という言葉を聞くようになってきました。気温や気圧、湿度の急変など、気象の変化によって引き起こされる病気の総称で、症状としては、『症状の悪化・古傷が痛む、頭痛、、腰痛、めまい、吐き気、眠気、気分の落ち込み』などがあげられます。
原因は、これまでの研究によって耳にあるとわかってきました。内耳にある気圧のセンサーが、気圧の変化を過剰にとらえ自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを崩すためと考えられます。
【天気痛】はその中でも『症状の悪化・古傷が痛む、頭痛、、腰痛』などの痛みの伴う症状を言います。
【気象病】
は自律神経が関わっておこると考えられるため、自律神経を整えると症状の緩和・予防ができるでしょう。
鍼灸師としての

対処法は?

耳の奥にある『内耳』の血行を良くするためにマッサージや鍼による刺激。
自律神経を整える作用のある経穴(ツボ)への鍼やお灸・手技での施術。

気象病にオススメのツボ①

自律神経を整えるツボ

  • 内関(ないかん)【手の厥陰心包経】
  • 自律神経を整えるツボとしてよく出てきます
  • 場所:手首のシワから肘に向かって、指3本分の所
  • 手をグーにすると手首に縦に2本の筋が出るその間。
  • 自律神経を整えるツボとしてよく出てきます
Step.1
親指をぐっと押し込むような感じで押します。


Step.1
3秒~5秒ほど押し、3秒~5秒かけてゆっくり離します。


Step.1
回数は12~20回ほど繰り返す。1分間程度


Step.1
3秒~5秒ほど押し、3秒~5秒かけてゆっくり離します。


梅雨のダルさにオススメのツボ①

梅雨の時期はジメジメして体のだるさを感じる人が多いですよね

東洋医学的には、体の中に水分がこもって、出ていくべき余分な水分が多い状態です。
そんな梅雨のダルさを解消するツボをご紹介します!

ツボ

  • 液門(えきもん)【手の少陽三焦経】
  • 自律神経に作用するツボです。液は水に関しています。
  • 場所
    手の甲側の小指と薬指の間の付け根
  • 効果
    体の水分の流れを整え、循環を良くして体外に排出する。 
  • 自律神経に作用するツボです。液は水に関しています。

ツボ

  • 中渚(ちゅうしょ)【手の少陽三焦経】
  • 自律神経に作用するツボです。渚は水に関しています。

  • 場所
    薬指と小指の関節の手首側
  • 効果
    体の水分の流れを整え、循環を良くして体外に排出する。
  • 自律神経に作用するツボです。渚は水に関しています。

Step.1

指の付け根(液門)を親指で押さえる。
   

Step.2

手首の方向に(中渚)まで揉むように指を動かす。
(小指・薬指の関節を越える感じ)

Step.3
1回15往復位、繰り返す。
頻度は疲れ・だるさを感じた時。 

さらに効果的に!

手を全体的にマッサージしながらツボを押すことで
内臓の働きを刺激し、発汗や排せつを促して体内循環を良くします。お手軽にできるためおすすめです。

  

Step.2

手首の方向に(中渚)まで揉むように指を動かす。
(小指・薬指の関節を越える感じ)

梅雨のダルさにオススメのツボ②

ツボ

  • 陰陵泉(いんりょうせん)【足の太陰脾経】
  • 泉は水に関しています。

  • 場所
    うちくるぶしから膝に向かって骨と筋肉の間に沿って上がり指の止まるところ。
  • 効果 
    水分の体外への排泄を促し体のダルさを緩和する。
  • 泉は水に関しています。

Step.1

足首を反対側の手(右足ー左手)で、くるぶしの内側に親指を置く。親指で脚の骨とアキレスの境目を意識する。  

Step.2

アキレス腱~ふくらはぎ親指と他の4指で挟むように膝に向かって揉みながら上がる。(骨と筋肉の境目を意識したまま)

Step.3
陰陵泉(いんりょうせん)で動きを止め気持ちいい痛さで5.6回ゆっくりと押す。
回数は10回程度、繰り返す。
頻度は疲れ・だるさを感じた時。 

さらに効果的!

時間があればふくらはぎ全体的に上に向かってマッサージする。足の指も動かして下さい。

Step.2

アキレス腱~ふくらはぎ親指と他の4指で挟むように膝に向かって揉みながら上がる。(骨と筋肉の境目を意識したまま)

夏の暑さにオススメのツボ

ツボ

  • 大椎(だいつい)【督脈:とくみゃく】
  • 手足の陽経(ようけい)が交わることから
    効率よく熱を伝える効果があるとされています。

  • 場所

    下を向いたときに首の付け根で

    1番飛び出しているところの下 

  • 効果 
    熱の交換が効率よく行われる場所で、
    冷やすと体にこもった熱が発散されやすい。
  • 手足の陽経(ようけい)が交わることから
    効率よく熱を伝える効果があるとされています。

Step.1

冷たいタオルや、冷やしたペットボトルをあてる。

 

補足

熱中症にかかった時、わきの下や首の両外側、
鼠径部(そけいぶ)など大きな血管を冷やして効率よく体温を下げる対策をとりますが、ここは熱交換の効率のいいとされているツボです。
なんだか暑いな・・・と感じたら、ここを冷やすことで、体の中の熱を逃がすことができます。
ただし、冷やし過ぎに注意です。

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内関(ないかん)

内関(ないかん)

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液門(えきもん)

液門(えきもん)

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中渚(ちゅうしょ)

中渚(ちゅうしょ)

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大椎(だいつい)

大椎(だいつい)は、人間の頭部後頭部にあるツボのひとつで、十二経絡のひとつである督脈(とくみゃく)が通っている場所です。中国の伝統医学である漢方医学や鍼灸などの分野で使用される重要なツボの一つとされています。

大椎は、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、不眠、ストレス、高血圧などの身体的な不調や、うつ病、不安障害、パニック障害などの精神的な不調に効果的とされています。ただし、効果には個人差があり、必ずしも全ての人に効果があるわけではありません。専門家の指導のもとで、安全に利用することが重要です。

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嫌な汗対策にオススメのツボ

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ツボ

  • ()【:】
  • 泉は水に関しています。

  • 場所

    下を向いたときに首の付け根で

    1番飛び出しているところの下 

  • 効果 
    冷やすと体にこもった熱が発散できる。
  • 泉は水に関しています。

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夏バテ対策にオススメのツボ